北海道教育大学 札幌校
髙橋あずさ先生 博士(農学)
「経歴」
大学院の修士のときのテーマが、黄色のビーツ(ゴールデンビート)でした。
その色素がベタキサンチンというのですが、その機能性を研究するというのが始まりです。
恩師の知地英征先生(藤女子大学名誉教授)から、ビーツの研究を勧められ、黄色の色素はまだ誰もやっていなく、黄色のビーツを研究しようと思いました。
卒業論文を行うときに、学生に生のビーツを食べさせますが、みんな土臭いと言います。
食べにくいのは、ゲオスミン(ビーツの土臭さ)という部分もあるでしょう。
また、色が奇抜なので、他の食品となじみにくいのが原因だと思います。
食べ方を提案してあげるのが、1番、普及につながります。
ビーツは健康に良いと言われていますが、実際の食べ方もあまり知られていません。
日本人の方にも、食べやすい調理法を発信していくことが大切だと思います。
作っている農家の方がどんな食べ方をしているのか、示してあげるのもいいでしょう。
食品科学。食育のこと、調理学などです。
現在は、ビーツでキムチを作る研究を行っています。
ビーツをどうしたら食べやすくなるのか、という研究のひとつがキムチです。
いずれは、ゲオスミン(ビーツの土臭さ)も愛されるくらい、ビーツが食べやすくなれば良い、と思います。
また、ビーツの幅広い食べ方をご提案できれば良いと思います。
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